宍戸君にとって、



ちっぽっけな存在だった私。



けど記憶喪失になった宍戸君には









とっても大きな存在




宍戸君の中で大きな存在で居たい。





いつも私の事を考えていてほしい。





強欲な私。





もし、貴方の好きな人が








自分のことしか思い出せなくなったら、










貴方はどうしますか?


















「記憶と想いと私の存在」















チャララ〜




ある日・・・ってか日曜日の午後のこと。


〜携帯なってるよ??」


私は友達のと遊んでいた。


「あ・・うん。ありがと。」










誰からだろ・・・?








あ・・・・?






あ・・・・








「跡部景吾!?」


「へ!?」


それホンと!?」


「・・・うん・・なんで跡部が・・・?」


私は恐る恐る電話に出た。


「もしもし・・・」


跡部「!か!?でんのおせーんだよ!まったく・・・」


「あ・・・うん、ごめん・・・・何のよう?」






跡部「実はな、宍戸の奴が記憶喪失になっちまって・・・」





「記憶喪失!?宍戸君が!?」




「!!!」


「・・・ってなんで私に言うのよ。」


跡部「んなのどーだっていい!後から言うから忍足んち病院に今すぐ来い!」


「は!?ちょ・・・!」









「ツーツーツー」







宍戸君が記憶喪失!?うそぉ・・・





「ちょっと・・さっきのことほんとなの・・・!?」


「わかんない・・・なんか病院に来い・・って」


「侑士君ちの・・・?」


「うん。」


「跡部君もいい人だね。」


「は!?」


が宍戸君のこと好きだから教えてくれたのよ。」


「!!!!」


「・・・それより早く行かない?なんかあるみたいだし・・・」







の言葉で私たちは病院に向った。









「307号室宍戸亮」



「あ。ここだ」


私たちは病室に入った。





「「「失礼します・・・」」」





跡部「やっと来たか!」


向日「遅いぞ!お前ら!!!」


そこには氷帝テニス部のご一行様(&日吉)が・・・






宍戸「・・・・・・」








「???宍戸君・・・さっき私の事読んだ・・・よね??」


「なんだ・・・でまかせかァ〜」


忍足「・・・いや・・・ちがうんや・・こいつ・・・宍戸はな?自分のことすら思い出せナインに、のことはしっかりおぼえてるんよ。」


「は??」


「なにそれ!」


「なんかすご〜!」


「宍戸君!ほんとに!?ほんとに私の事しかわかんないの!?」


宍戸「あぁ・・なぁ・・俺は誰なんだ?お前が頭の中で俺のこと「宍戸君」って呼んでたのはおぼえてんだ・・・なのに・・・なのに・・・」





「・・・し・・しど・・君・・・」







彼は思ったより重症だった。







宍戸君・・・・










跡部「・・・・おいお前ら外行くぞ」








「「「へ?」」」


跡部「と宍戸だけ残せ。後は外だ」


跡部が言うと皆はゾロゾロと出て行った。






病室は私たちだけになった。






「・・・貴方の名前は、宍戸亮って言うんだよ?」



宍戸「・・・・」


「テニス部にはいってて・・・・髪の毛長かったときもあったけど、レギュラー復帰のために、切っちゃったんだよ・・・?それでね?髪の毛短くしたらずっとぼうしかっぶてて、・・・すっごくかっこよかったんだよ・・・・」


宍戸「・・・///」






宍戸君はちょっと照れたみたいだった。






こんなとこが記憶をなくしても宍戸君なんだろうなぁと思う。






「宍戸君・・」



宍戸「?」


「私、宍戸君の記憶取り戻すの手伝うからね!一生懸命がんばるからね!」






いくら宍戸君ったって、記憶をなくしてちゃ本物の宍戸君じゃないもん!






宍戸「あ・・・ありがと・・・」



私が病院をでて家に着いたのは6時あたりだった。




忍足君たちにおくってもらって。



私は一人部屋で悩んだ。




宍戸君が記憶を取り戻したら・・・




私はあんなふうに宍戸君と話せなくなる。







また・・・・







ちっぽけな存在になっちゃう。








宍戸君に記憶を忘れたままでいてほしい。






ずっと・・・・・





でも、







そんな強欲な願い、叶うはずがなかった。







「宍戸君の記憶が戻った・・・?」


忍足「そうなんや!今日朝行ったらホンマばっちり覚えトンねん。宍戸がお前に会いたいゆーてるから、はよきてやり。」


「うん・・・」








ばか・・・





私の馬鹿・・・





もっと・・







もっと






喜びなよ。













私はあまり向かない足で病院へといった。



コンコン」


「失礼します・・」


忍足「きおったで」


向日「おせーぞ!!」


宍戸「・・・・」








ちゃんと覚えてるんだ。






皆のこと。








「・・・よ・・・よかったね。記憶戻って・・」






だめ・・






宍戸「あ・・・あんがとな。お前の・・・おかげだ・・・///」








涙が・・・






「・・・・」


宍戸「あ!?おいっ!?」



私は病室を飛び出した。







悲しかった。


私はもうちっちゃな存在なんだ。


もう・・・











私が走って開けたのは、屋上のドア。





そこには広く青い空が広がっていて。



ちっぽけな私をみてた。





私は柵を乗り越えて風に揺られながら



泣いた。





ガチャ・・






宍戸「・・・!何やってんだよ!アブねェから早くこっち来い!」


「宍戸君・・・・」


宍戸「何やってんだ!!」





























「・・・・・大好き。」
















宍戸「・・!?」





「だから・・・私のこと・・・








忘れないで。」











今までの記憶に揺られながら、









ちっぽけで










強欲な












私は














屋上から落ちました。


















落ちた時、すごい痛みが身体中に走りました。





そして駆けつけた宍戸君が私を見て涙を流しました。







そして













































「好きだ・・・・」







































といってくれました。




この記憶だけは、思いと共に私が空へもって行きます。







こんなちっぽけな私の存在は








いつも、








            
いつまでも、                
                
                 
                
       
        
       
 


       
       
貴方の        
       
        
             
               
                   





中に。    
         
              
               
                  

                     





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