「ふぁ〜〜〜!」

いつものようにが目覚めた日のことだった・・・

「・・・・七時・・・半・・・・」

まだ余裕・・・

!!!!!!!

「遅刻だ〜〜〜〜〜〜〜!」

4月、新学期の始まったばかりの日のことだった。

母「あらあら。ったら。」

「お姉ちゃんもこれで中学三年生なのに・・・・」

「馬鹿な妹がいると大変だなあ・・・」

母「ほらと学校いくんでしょ!も高校生なんだから!」

「は〜い」

ドタドタドタドタ・・・・

「お母さん!!!ご飯とお弁当!!!」

母「はい。ももうちょっと早くおきないとね。」

「ははってふひょ〜(分かってるよぉ〜)」

「いってきま〜す!」

母「いってらっしゃい。」

「お姉ちゃん早く!!おいてくよ!」

「まってまって!お母さん行ってきます!」

母「はい。いってらっしゃい。」


普段道理の朝だった・・・

「お姉ちゃん見てみて!の花が咲いてるよ!!」

「??・・ほんと・・・!?いって!!」

「お姉ちゃん???」

「なんかごみが・・・」

目に入ったぁ〜〜!

「大丈夫?」

「あ〜?うん・・・もう治ったみたい・・・」

出たのかな・・・?

!?

「何・・・あんた小指に赤い糸が・・・」

「??なに言ってんのお姉ちゃん。何にもついてないけど?」

「ついてんじゃん!ほら・・・・」

「もういいよ!早くガッコいこ!今日テニス部の朝練ないんだから!!」

「はあ!?」

「長太郎君と待ち合わせしてんの!!」

「何であんたとチョたが待ち合わせしてんのよ」

「長太郎君と一緒に行くの!!」

「へえーーーー(ニヤリ)」

「!!!!!もう良い!!」


なんだチョタの事好きなのか・・・

鳳「!」

おお!!名前での事呼んでるよ!!

「長太郎君!!おはよう!」

!!!!何だこいつ!

いきなり性格かえやがって!!

「じゃあねお姉ちゃん!」

「うん。」

ありゃ??

チョタの小指に赤い糸??

しかものと繋がってる?!

「そういえば道中赤い糸だらけ・・・」

もしかして私・・・

「赤い糸が見えるようになっちゃったのぉ!?」

「何が赤い糸やねん。」


「!?侑士!」

忍足「んなびっくりせぇへんでも・・・」

「ごめん・・・」

忍足「ほなガッコいこか。」

「え!?いいの!?」

忍足「いいから誘ってんねん。」

「そっか!」

やった!侑士と一緒に登校!



忍足「なあ

「なに?」

忍足「って好きなやつとかおるン??」

「え・・ってあああ?!」

忍足「いるんか??」

「なななんでそんなこと聞くのよ!!」

忍足「いやな、明日バレンタインやんか。もしの好きなやつがテニス部におんのやったら、くっつけたろ思うてな〜」

「ふ・・ふ〜ん・・・」

ばかばか侑士!!!

そりゃさそりゃさ!私の好きな人はテニス部だよ?
だけどさ!侑士が私を他の人とくっつけたら意味ないじゃん!!!

忍足「で??」

「う??」

忍足「は誰が好きナン??」

「な・・・・!」

忍足「宍戸か?跡部か?ジロー・・・それともガックンか!?」

「!!!」

忍足「跡部か!?」

「ちっ違う!!!!」

忍足「・・・なんや跡部なんか・・・よし!は大船に乗ったつもりで安心しとき!俺がくっつけたるさかい!」

「な・・・・!!!!!!!!!」

忍足「ほな学校いくで?」

「だからちが・・・・」

ぎゅっ!

「はう?!」

忍足「??」

「なななんでもない!」


はあ・・・

侑士が手なんで握るから・・・

ホントのこと言えなかったアアああ!!!!


というわけで放課後〔おい〕

チョコを作りながら私はメチャクチャなやんでいたのである。

「・・・・・明日ホントに跡部君にチョコあげなきゃいけないのかな・・・・・」

「お姉ちゃん!そのチョコ私も長太郎君にあげるんだからね!!」

「あ・・ヘイヘイ・・・」

あれ・・私の小指に糸・・・?

ああ!!!そうだ私赤い糸が見えるようになったんだっけ!

・・・ってことはこれをたどれば・・・・

「お姉ちゃん??」

「あ?ななんでもない・・・」

「変なの・・・・」

・ ・・明日・・・私の糸もたどってみよう!!







2月14日・・・・

「長太郎君!!」

鳳「!おはよう。」

「あ・・・あのね!これ作ったの!今日長太郎君誕生日でしょ?それに・・バレンタインだから・・・」

ああああ!早くわたしちゃえよ!!!!じれったいなあ!

鳳「え・・・・/////」

「ずっと前から好きだったの・・・・////」

いったあ!!!!!

鳳「・・・・サンキュ・・・////」

「!!!////」

鳳「俺も前からのこと好きだったんだ・・・///」

「長太郎君・・・ありがと////」

はあ・・・も成功かぁ・・・

お兄ちゃんもいっぱいもらってくるんだろうなあ・・・・

てか・・・妹の告白を隠れてみてる私って・・・


成功したんやな。」

「うわ!!!」

忍足「あんま大きい声出すなや!きこえるで!?」

「あ・・・ごめん・・・・」

忍足「ほないくで?」

「へ??」

忍足「跡部のとこにきまったるやろ??」

「はあ!?だから違うって!」

忍足「ええよ!はずかしがんなくても。」

すると侑士は私の腕を引っ張ってテニスコートへと歩かせた。

「だから違うって!!!」

忍足「・・・・いいからついてこいや」

なに・・

侑士怖いよ・・・・

そんなに私のこと嫌いなの?




私は立ち止まった。


忍足「何で止まるん!?」

怒んないでよ・・

「・・・・」

そんなに・・・

忍足「!」

そんなに侑士は・・・

私のこと嫌いなの?

「そんなに私のこと嫌いなんなら・・・!優しくなんてしないでよぉ!」

私には・・・

侑士が怒っても、

何をやっても、

私に優しくしてるとしか思えない。

忍足「・・・」

「わっ私の好きな人は・・・今私の目の前にいる忍足侑士なのぉ・・・・」

かっこ悪い。

何で私ないてんの・・・

忍足「え・・・」

「だからぁ・・・私は侑士が好きなのぉ・・・・!」

忍足「・・・・」

「今日のチョコだってホントは・・・!ホントは侑士にあげるために作ったのぉ・・・・」

忍足「・・・それ・・・ホンマなん・・・?」

私は出せる言葉がなくなってぶんぶんと首を縦に振る。

忍足「・・・・あのな・・・お前ないとって悪いんやけど・・・俺もが・・・好きなんよ??」

「・・・は?」

忍足「お前が泣くとコとか見たないんよ。だからと好きなやつ両思いにさしたろ・・・って」

「え・・・じゃあ結果的に・・・私の勘違い・・・?」

忍足「まあそういうことになるんやろな。」

でも・・・

それじゃあ・・・

「私両思いだったのぉ!?」

忍足「・・・」

うれしすぎるよぉ〜〜!

忍足「ん。」

手を差し出す侑士。

「へ?」

忍足「・・・チョコ///」

「?・・・・あ!・・はい!」

忍足「ありがとさん。」

「どういたしまして!」


・・・あれ?

私の糸・・・・

忍足「どないしたん?」

侑士の小指につながってる・・・!

「・・・・なんでもなーい!」









私の赤い糸の先には、

いつもいつも侑士がいてね?

これも一つの運命だよね?


えんど。

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